【甘くなくても要注意】ほとんどの食品に砂糖は入っている!

白砂糖は、日本の砂糖消費量の約50%を占めるほどの一般的な砂糖です。実際に砂糖は「白砂糖」を使っているという方がほとんどです。

実はその砂糖「白砂糖」は精製された「加工食品」です。「ろ過」「汚れを落とす」などの工程を経て、ミネラルも一緒に削ぎ落としたものが精製糖です。

精製糖:「白砂糖」「三温糖」など

ズボデリ

わたしの場合、砂糖は「てんさい糖」を選んでいます

中毒性あり?!砂糖の危険性と選ぶべき砂糖

日本ではお菓子のおすそ分け文化が根付いています。甘~いお菓子、塩分の入った飴。

疲れたら「甘いものが欲しくなる」

でも実は、

甘いものが欲しくなるのは、タバコやアルコール、麻薬と同じ、中毒です。

「砂糖中毒」は動物実験で科学的に立証されています。

参照:【栄養】砂糖摂取量の「安全」レベルに対する異論 | Nature Communications | Nature Portfolio (natureasia.com)

砂糖の中毒性は人に対して検証はされていません。しかし、無視できない問題です。

ズボデリ

砂糖を、食べるのをやめられない・止まらないのなら「中毒」としか思えませんよね

【砂糖比較】白砂糖、三温糖、黒糖、キビ砂糖、てんさい糖、どれを選ぶ?

スクロールできます
砂糖
100gあたり

白砂糖

三温糖

黒糖

きび砂糖

てんさい糖
ミネラル4g28g1389g200g75g
マグネシウム微量2mg31g3-20mg0-0.3mg
カリウム2mg13mg1100g142mg5-65mg
カルシウム1mg6mg240mg10-35mg0-1mg
炭水化物99.2g98.7g90.3g98.8g97.5g
エネルギー(カロリー)384Kcal382kcal352kcal396kcal390Kcal
精製度高い高い非常に低い低い低い
100gあたりの成分及び
カロリー

精製度の低い砂糖ほど栄養価が高くなります。精製度とは砂糖を作るとき、どの程度、不純物を落としたかどうかです。

不純物をたくさん落とした砂糖は、精製度の高い砂糖。精製度が高いと、ミネラルは少なくなります。精製度が低い砂糖には、ミネラルがたくさん残ります。

白砂糖・三温糖は精製度が高くミネラルはほとんど含まれません。

砂糖の摂りすぎは良くありません。でも甘いものは美味しい。せめて少しでも体にいい砂糖を選ぶなら、精製度の高い、黒糖・きび砂糖・てんさい糖を選びましょう。

「ポテチにも?」実は砂糖を使用する食品はたくさん存在する

世の中にある数多くの食品はある程度「砂糖の中毒性」を理解したうえで、砂糖が使用されています。あまり知られていないものの一例として、ポテトチップスが挙げられます。

また、他にはケチャップ、ソースにも砂糖は含まれます。砂糖が入っている食品を一つ一つあげるとキリがありません。

ヒトが砂糖中毒になるという根拠はない

動物実験で砂糖の「中毒性」は麻薬より危ない、との論文も存在します。でも、ヒトに対して検証はされていません。

ただ、2015年にWHOは

  • 「砂糖の摂取量によって高血圧や糖尿病のリスクになる」
  • 「砂糖の摂取量と肥満は強い結びつきがある」

という注意喚起をしています。

参照:食品安全委員会「食品安全関係情報詳細」世界保健機関(WHO)、ガイドライン「成人及び児童の糖類摂取量」を発表

食品安全関係情報詳細 (fsc.go.jp)

砂糖の中毒性の有無に関わらず、自分で考えることが大切です

ズボデリ

知識を身に着けた上で、砂糖を「選択」できると良いですね。

ブドウ糖と果糖って何?

ブドウ糖と果糖は、体内に吸収されるスピードなどに違いがあります。

  • ブドウ糖
    • 果実、ハチミツ、体液中に存在
    • 自然界でも最も多く存在している糖分
    • すぐに血糖値を上昇させ、即席の体内エネルギーになる
  • 果糖
    • ハチミツ、果実、根菜などに存在
    • 水に溶ける性質を持つ
    • 血糖値を上げにくく、徐々に体内に吸収される。吸収・消費スピードが穏やかなエネルギー

簡単にいえば「ブドウ糖+果糖=砂糖」であり、その割合によって呼び名が変わってきます。

【甘いのは同じでも全くの別物】果糖ブドウ糖液糖と砂糖と人工甘味料

果糖は血糖値を上昇させません。ブドウ糖は直接エネルギーになりますが、果糖は最初に肝臓でブドウ糖に変換されてからエネルギーになるからです。だから果糖の過剰摂取は肝臓に負担をかけてしまいます。

果実に含まれる果糖も、食べすぎは身体に負担をかけてしまうので注意が必要です。

果糖の摂りすぎは肝臓に負担をかけます。甘いものは摂りすぎNG!

  • 果糖ブドウ糖液糖
    • 原材料は果糖とブドウ糖(果糖の割合は42%)
    • トウモロコシのデンプン。砂糖よりも安く、加工食品やジュース類に含まれる
  • 砂糖
    • 原材料はサトウキビやテンサイ
    • 果糖ブドウ糖液糖と比べ果糖とブドウ糖の割合が違う(割合は1:1)
  • 人工甘味料
    • 原材料は食品ではなく化学物質

【アレルギーと深い関係】砂糖が花粉症にも影響を与える

砂糖の摂取は、花粉をはじめとするアレルギー症状に悪い影響を与えるので注意が必要です。

副腎疲労が花粉症を悪化させる
  1. 砂糖が血液に入ると血糖値が急上昇する
  2. 膵臓がインスリンを分泌し血糖値を急激に下げる
  3. 副腎皮質が血糖値を上げるためにコルチゾールを分泌
  4. 血糖値の上下が続き、副腎が疲労してしまう。
  5. コルチゾールの分泌量が減る
  6. コルチゾールの「アレルギー抑制作用」が働かなくなる
  7. アレルギー症状を身体の免疫機能で抑えられなくなる

【まとめ】白砂糖の代用品となりうるものは、精製度の低い砂糖である

砂糖はそもそもどんな種類でも摂りすぎは身体に良くありません。ただし甘いものを全くとってはいけないということではありません。

加工された甘いものは特に避けた方が良いということです。

なるべく精製されていないもの、添加物の入っていないものを選ぶ。

精製度の低い砂糖

  • きび砂糖
  • 黒砂糖
  • てんさい糖

自然に近い食品で、白砂糖と違い、色が白くありません。

ズボデリ

「三温糖」など、精製したあと着色しているも砂糖も存在しますので、要注意!

甘いものを食べたくなったとしても、甘いものの中身をきちんと「選択」していきましょう。

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